シラフ5日目。
久しぶりの羽田だ。2ヶ月間ほとんど日本のニュースをチェックしていなかった為、帰国時に機内で呼んだ新聞記事にはいろいろと驚かされた。
前回渡米した時は衆議院選挙の翌日だった事を覚えている。
左翼な鳩山政権になるんだろうなと思いながら出国した。
亀井のおっさんの無茶ぶり、日本航空再建、2ヶ月の間でいろいろな事があったようだ。
前にも述べたが、幼かったとき地元の友人はすべて日本航空の社員の御曹司君たちだった。
僕はクエートから来たんだ、僕はギリシャ、僕はアメリカのシカゴ、僕はザルツブルグ。
10歳ぐらいの時には世界地図と友人の出身国がインプットされていた。
今も親友として自分の周りにいる人間たちだ。
大人になってから読んだ沈まぬ太陽という小説。
これもまた日本で公開されて話題になっているという事を聞いた。
沢山の登場人物が昔、”おじちゃん” と呼んでいた人たちだったことに薄々気付き始めたことがあった。
タクシーで社宅に夜遅く帰って来て、EFというただの飛行機チケットを使い夏休みは皆、海外旅行に出かけていった。
そのせいで夏休みになると急激に友人が周りにいなくなるといった現象が起きていた。
自宅の引出しには世界中から友人がおみやげとして買って来てくたキーホルダーが今も眠っている。
そんな環境で育った自分は高校時代に入り、どうにかして自分の力で海外に行く術を身につけた。
また大学に皆が進学した頃になると、彼らの親は定年退職をし、みな飛行機はお金を払って乗るものなのだとやっと気付きだした。
”おい、今度パリに行こうと思うんだけだけど、飛行機のチケットはどうやったら取ったらいいだい?”
と真剣に聞いて来るのだ。
そんな親友のうちの一人が明日、沖縄で結婚する。
皮肉にも10年も前から自分はANAを使っている。
今の自分を育てた日本航空の再建に期待したい。
amsterdamding
